一般社団法人立川南環境改善まちづくり協議会

東京都立川市、立川駅南口すずらん通りで、環境浄化や街の美化、地域環境活動を行っております。

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Column

秋山 廣の左利きコラム

左利き用の究極は、パンツの穴。

私は左利きである。どの民族も10%が左利きという説もあり、宗教的には左手は不浄の手ともいわれている。左利きは少数者なのだ。

私は無理矢理に箸を持つ手と文字を書く手を右手に直されたので、「右手はどっち?」といわれると、今も咄嗟に手を上げることはできない。右手を上げるまでに一拍が必要だ。

 

中学生時代の思い出が蘇る。瓦工場でアルバイトをしていたとき、瓦のプレスをする機械のハンドルが右側にあったため、うまく力が入らず、その作業から外された経験がある。

また、図画工作で鋏がうまく使えなかったことも蘇る。最近は左利き用の道具も身近に販売されるようになったが、昔は左利き用の鋏は値段が1.5倍した。最近は料理が趣味だが、包丁は左用に研ぎ直し、出刃包丁は左用を購入した。

しかし、どこを探しても男にとって左利き用がない商品がある。下着のパンツの穴だ。それほど大きくない一物だから問題はないが、左利きの男にとっての究極の商品だ。

そして、毎日結ぶ靴紐の蝶々結びも右利きの人に教わったから不自然だ。電気工事をしているときには、不器用だから「両方ギッチョ(左利き)」といわれたこともある。不器用であることは間違いないが、ペンチも電工ナイフも右利き用だ。

 

スポーツの世界では、左利きは重宝がられるが、定かではないがゴルフ場は右利きのほうが有利に設計されているという。右利きのクラブは左利きには使えない。左利き用の常滑の急須を持っているが、ゴルフのクラブと同じ原理だ。私は右用の急須でお茶を淹れるが、女房は左用の急須を使ったことはない。

 

そんなこんなで、左利きだけが理由ではないが、高校は電気課を卒業したが、大病と相まって、事務職の国家公務員になった。この高校時代の大病も私の脳を左利きにしたと思っている。「健康の身体に、健康の心が宿る」という言葉に、私は納得している。

しかし、バブル経済を生き、さまざまな職業に就き、大腸癌も経験し、現在まで左利きでありながら71年間生きてこられたことには感謝している。ただし、左利きであることを恨んだことはないが、人生の違和感は感じている。

そして、右利きも左利きも関係がなくなると思われる第4次産業革命といわれているAI時代の到来を、左利きとしては待ち望んでいる。

 

この世の中は多数派の右利きの社会であり、少数派の左利きにはストレスが溜まる。だから、世の中を斜めから見る癖が備わったので、このコラムは少々ヒネたコラムになると思う。多数派の右利きには見えない感性に期待くだされば幸いです。

 

次回は、環境浄化のためのまちづくり事業に役立つと思って読んだ『雑の思想-世界の複雑さを愛するために-』(高橋源一郎+辻信一)に出てきた『左利きの卒業式祝辞』についてコラムします。

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